園の中には、家庭と同じような環境~ゆったりとしたソファーがあったりごろんとできるマットや布団があったり、自分の好きなお人形があったり、季節のお花が飾ってあったり、窓を開けると自然の風が入ってきて気持ちが良かったり~というように、子どもが心地よく生活できる環境整備に心掛けています。
親愛会では、子ども自身がまるで自分の家にいるのと同じだと感じられるような保育環境を大切にしています。
保護者と協力し合いながら規則正しい生活リズムをつくります。
家庭でお母さん・お父さんが、決まった場所で食事をさせるように保育園でも食事をするところは決まっています。担当保育士が、毎日の大切な食べるという行為を親の代わりに見守り、時に介助しながらサポートします。
一人で座ることのできない子どもは、抱いて食べさせます。座って30分以上遊べる子どもは、テーブルでイスに座り食べるようになります。1対1で丁寧に食事の習慣が身につくように配慮しています。
自己主張が強くなる時期、自立へと向かう準備期
家庭からの生活リズムは、とても大切です。園で機嫌よく過ごせて遊びに意欲的になるには、生理的な欲求(睡眠、食事など)が満たされていることが必要です。
この時期の子どもにとって大切なのは、自律していくことです。そのために大人は子どもがその気になるまで待ってあげることであると考えています。
乳児期は、個々に丁寧に育児され生活習慣を形成することで秩序が身につきます。情緒が安定し、自律し、自立した子どもは、幼児になると自分から周りの環境に積極的かつ興味を持って参加し、より集団的な子どもに育つと考えています。こうしたあそびに参加する中で、学習していくのです。
子どもの学習能力(基礎的学習能力)は、「興味を持つ」「集中する」「持続する」「想像する」ことで集中力、記憶力、想像力、創造力、思考力、企画力、組織力、行動力が発達するものです。これらの能力はすべて「あそび」を通して学んでいきます。
課業とは
子どもたちは、あそびを通してさまざまなことを見聞きし、自然に学びます。そのなかで保育士は、子どもに必要な学びの分野から一定の計画をもって課題を提供します。これが、課業です。
課業では、子どもたちに興味を抱かせる投げかけや紹介を行い、子どもたちが主体的、自発的に興味を掘り下げて行動することを目標とします。日常の体験をきっかけに、子どもたちの学びが、より広く、より深さを増すよう真の学びを提供し、無限の可能性を広げられるよう努めています。
課業には次のようなものがあります。
リトミック
音楽を通じて子どもたちの潜在的な基礎能力の発達を促します。ピアノのリズムに合わせて、からだ全体で表現することを大切にしています。
英語
異文化、異言語に親しみ慣れることを目的に、英語教育を取り入れています。あそびを通した体験からリスニング力を養い、スピーチ力の土台も育みます。
体操
子どもの成長に合わせて、マット・跳び箱・鉄棒をはじめ運動の基本となる基礎的な運動能力を養います。専門の講師が、無理なく技術と運動の楽しさを伝えます。