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子ども理解に効く『発達心理』の基礎知識

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子ども理解に効く『発達心理』の基礎知識

子どもと関わる仕事に携わる上で、避けて通れないのが「子ども理解」です。日々の保育や調理の場面で、なぜ子どもがそのような行動を取るのか、どんな心の成長の途中にいるのかを知っていることで、対応の仕方や接し方に大きな違いが生まれます。

発達心理学は、まさにこの「子どもの心の発達」を理解するための大切なヒントを与えてくれる分野です。このコラムでは、保育園現場で役立つ発達心理学の基礎を、やさしく、わかりやすくお伝えします。


発達心理学とは?

発達心理学とは、人が生まれてから成長していく過程で、心や行動がどのように変化していくのかを研究する学問です。特に乳幼児期は、心と体が大きく変化する時期であり、発達心理学の知見が多く蓄積されています。

この学問を知ることで、「なぜ今泣いているのか」「なぜ友達と物を取り合うのか」といった、子どもの行動の背景にある「心の動き」が見えてくるようになります。

年齢別に見る発達の特徴

0~1歳(乳児期):信頼と安心の土台作り

この時期は、「泣く」「笑う」「人の顔をじっと見る」といった基本的な感情のやり取りを通じて、周囲の大人との信頼関係を築く段階です。よく言われる「愛着形成」が起こるのもこの時期です。

抱っこや語りかけに丁寧に応じることで、子どもは「この世界は安心して大丈夫」と感じられるようになります。

1~3歳(乳児後期~幼児前期):自我の芽生えと葛藤

この時期になると、「イヤイヤ期」と呼ばれるような自己主張が強くなります。これは「自分」と「他人」の区別がつくようになってきた証でもあります。

一方で、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできないため、癇癪を起こしたり、友達とトラブルになったりすることもあります。否定するのではなく、「わかっているよ」という姿勢で見守ることが大切です。

3~5歳(幼児期):社会性と想像力の発達

友達と一緒に遊ぶことが増える時期です。「ごっこ遊び」などを通して、相手の立場を想像する力が育っていきます。

また、ルールを守る・順番を待つなど、

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