新卒の方にも安心して働いていただけるよう、さまざまな研修制度を導入しています。
また、個人のスキルアップを促すことで全員が働きやすい環境を整えます。
親愛会では一人ひとりのスキルアップのために保育研修や勉強会を定期的に開催しています。
園内での研修はもちろん、外部から専門家の先生を招いたりとこれからの保育やより良い保育について、学べる環境が整っています。
保育の日常の中で起こる出来事を題材に行う研修です。白梅大学の仲本美央教授に保育者が子どもの姿を捉えることを改めて言語化し、自分自身の振り返りを行うことで明日の保育に向き合う道筋を切り開いていくことになる研修を行っています。
日々の日常から子どもの何気ない言葉、遊んでいる様子、そこに向き合う保育者の気持ちを文章に起こしてみると何気ないようでそうではな保育者の働きかけが、こんなにも子どもの成長に意味することだということに保育者自身が気づかされます。
直接的に結果で出るわけでもなく、評価をされるわけではありませんが、人間形成の根幹となる大事な職業を担う保育者が地道に繰り返し子どもたちと向き合うことが、当たり前ではなく、これほどまでに素晴らしい働きをしているという保育内容に直接触れ、実感する時間を研修という中で経験することで明日の自信に繋がってほしいと願っています。
理念である「ひとりひとりを大切に」を実現するための保育内容に育児担当制を取り入れています。さまざまな価値観を持つ保育者と一つの保育方針を共有していくことはとても重要なことです。自身の保育感が当たり前と思わずに、まずは、担当制の意義をしっかり認識していくこと、基本に立ち戻りながら子どもたちをどのように育てていきたいのかを確認できるように、外部講師を招いた研修を取り入れることで新たな発見に出会える時間ともなっています。
現在は、法人の原点ともいえる「やまぼうし保育園」吉本和子先生、ハンガリー保育を推奨するサライ・美奈先生を招いて保育観察研修を行なっています。
組織で働くということは、ひとりひとりの存在を意識して存在価値を認識する必要があります。指示まち人間も困りますが、一人で突っ走るのもよくありません。バランス良く各々が想いを表現できるような、そんな組織作りを目指しています。
保育園の仕事は、朝から晩まで時間差で出勤し、気づけばその一日で顔を合わせない保育者同士がいるくらい、時間に追われれて仕事をすることも少なくありません。
気がつくと「自分の保育って、こんな対応でよかったのか・・・」など悩むことも多くあり、そんな悩み、その逆に喜びを共感しあうこと
そんな些細な出来事さえも過ぎ去ってしまう保育現場で、実はゆっくり?とはいかなくても話をしたいと思う気持ちは皆持ち合わせています。
この気持ちを少しでも叶えられたら、そして普段違うクラスの保育者同士がそれぞれの経験をしてフィールドを超え、先輩や後輩関係なく「話す」という行為が明日の保育へ繋がることにもなると思います。このような経験を重ねることで、職員会議など改まる時間でも緊張なく自身の意見を言えたり、自分を表現できるようになります。自然と組織内でこのスキルが醸成されていくことを目的にしています。
保育園に入園した頃から始めているわらべうたは、子どもたちと楽しむ経験を多く増やしています。保育者自身がわらべ歌で育ったことが少ない世代ではありますが子どもたちと遊び、触れ合う体験を保育者自身がすればするほど、この魅力にハマっていくようです。
職員曰く、子どもと赤い糸で引き寄せられるようになんとも言えない感覚を実感しているそうです。だからこそ子どもたちと楽しみたいと思う気持ちが多く生まれレパートリーを増やしていく努力も惜しまなくなってきます。保育者同士が学び合う時間を自ら考え、その方法はその年さまざまですが、わらべうた係を決めて毎月1回「音合わせ」「遊び」の確認を行います。この時間はとても大切です。なぜなら、保育者ひとりひとりが同じ音程で歌うことで子どもが戸惑わずにわらべうたを楽しむことができるからです。この時間もクラスの垣根関係なく大人同士が共感しあえる大切な時間です。
親愛会ではキャリアアップ研修制度を導入することで、リーダーや専門の保育士のキャリアを形成するためのステップアップ制度を導入しています。
専門分野研修では、以下6分野の専門分野について研修を受けます。
保育現場において、それぞれの分野でリーダー的な役割を担う人が受講の対象です。
マネジメント研修は、専門分野のリーダー経験がある保育士のうち、主任保育士の下でミドルリーダーの役割を担う人が受講の対象となります。
保育実践研修は、「保育現場における実習経験が少ない人」のほか、改めて実践を学びたい者が受講の対象となります。